決定した年金種類と等級・・・障害基礎年金２級

年金受給額・・・  年額123万円  

ご相談内容：４０代（男性）

Iさんは、右顎下に嚥下時痛、飲水時の痛みを感じるようになり、受診したところ咽頭癌の疑いがあり総合病院を紹介されました。精査の結果、中咽頭癌と診断されましたが、手術前に患部から多量の出血を何度も起こし緊急入院しました。その後、咽頭全摘出、右顎部郭清術、腹直筋皮弁再建術を受けました。術後は、発声不可、発声による意思疎通困難、顔面浮腫があり、呼吸のために開けた永久気管孔では痰の自己排出が困難なので吸入器の使用を開始しました。再度患部からの出血を起こし動脈形成術、吻合術、分層植皮術等を受けました。舌の再建により嚥下が困難になり食事が制限され、食べこぼしや口腔内の残渣が多くなりました。味覚、嗅覚が低下して口の緩みから唾液が流出するようになりました。また、排便時のいきみが困難になりました。顔面浮腫により右耳の聴力が低下、入浴時は永久気管孔に水が入らないようにしなくてはならず、妻の介助がないと一人では生活できない状態でした。

結果

喉頭全摘出をした日を認定日（特例）として遡り、障害基礎年金2級に認定され、年額１２３万円を受給することができました。